名探偵コナン「天才レストラン(聚楽大)」が狂気じみていた

最近放送された名探偵コナン「天才レストラン」が衝撃的な内容でした。
ちんどん屋に引き寄せられて駄菓子屋に直行する少年探偵団一行。
一行は店のオープン記念として受け取った駄菓子を味わいます。
斜に構えて「駄菓子は所詮子供の…」とボヤくコナン君に対し、
元太君と光彦君は「思い上がっている」と苦言を呈します。
イライラして帰ったコナン君は途中で怪しげな爺さんとすれ違います。
その爺さんは「オムライスの死体を見た」と訳の分からないことを言い、
コナン君を袋小路まで連れていくも、そこには何もありませんでした。
しかし、その場所の奥地には朽ち果てた施設が佇んでいました。

なんと…その施設は数ヶ月前に蘭姉ちゃんと共に通った洋食屋さんでした。
その洋食屋さんは外観だけでなく、店内もファンシーなデザインとなっています。

特製お子様ランチを得意とするオーナーシェフの聚楽大(声:宮澤正)。

子供ウケを狙ってか券売機はキャラクターものとなっています。

券売機のレバーを動かして注文人数を決めると…

券売機から凄まじい勢いでビームが発射されて…

それをオーナーシェフがフライパンで受け止めて…

フライパンに注文したメニューの詳細が浮かび上がります。

凄いシステムですね。こんなレストランがあれば行ってみたいかも。

座席もこれまたファンシーで遊園地を模したデザインとなっています。


そして、注文したメニューはロケットの中に入れられて…


宙から降ってくるという演出。子供たちは大喜びでしょうね。

何故かここでお子様ランチ風の旗がオムライスに刺さります。

スタッフ総出でバイオリン演奏までしてくれたり、至れり尽くせりです。

サービス精神旺盛に見えたオーナーシェフですが、内心激怒していました。
あの時にコナン君が「所詮お子様ランチはお子様ランチだよ」という発言をした挙句、
特製お子様ランチを注文しなかったからです。(蘭ちゃんと同じオムライスを注文。)
以下のような手順でコナン君をレストランの跡地へ誘導していたのでした。
・スタッフに駄菓子屋をオープンさせて少年探偵団を誘い込む。
・少年探偵団に駄菓子を配って喧嘩をさせる展開へ持っていく。
・謎の疲れる爺さんに変装してありもしないオムライスの死体を見たと発言する。
・コナン君を袋小路に連れていって潰れたレストランを見せる。
滅茶苦茶な作戦ですね。どれか一つでも外したら失敗するという…
「謎の疲れる爺さん」という言い回しに笑ってしまいました。疲れるって…(笑)

聚楽大「お子様よ、お前の思い上がりが俺の天才お子様ランチ料理人としての
プライドをズタズタにした。料理にも微妙に影響して客足も微妙に…店も俺も朽ちた。
俺は思い上がったお子様を許さない!!懲らしめてやる!!」
聚楽大「ようこそ、地獄の特製お子様ランチワールドへ!!」

コナン君は逃げようとするも配下のスタッフ3人組に捕まり、
廃墟となったレストランの中へ押し込まれることとなります。

中には特製お子様ランチのコスプレをしたオーナーシェフの姿が…

聚楽大「特製お子様ランチ生誕3周年記念フェスティバルの時に
作った着ぐるみがこんな時に役に立つとは思わなかった。」


着ぐるみ姿のスタッフが追いかけてきたり…
券売機が食品サンプルを発射してきたり…

あらゆる手法でコナン君を痛めつけようとします。

聚楽大「お子様よ、本日の特製お子様ランチにはサービスで、
クリームソーダ水がついている。おまけに激辛にして…」

唐辛子パウダーをぶち込んだ水槽へ突き落とそうとするも返り討ちに。

溺れるオーナーシェフと配下のスタッフ3人を尻目に立ち去ろうとするコナン君。
コナン「今度来るときは絶対特製お子様ランチを食べるよ」

聚楽大「天才は思い上がる そして思い下がる」

元々このレストランは人々を笑顔にするために作られたもののはずです。
それなのに人を傷つける道具に使うとは…料理人失格と言ってもいいでしょう。
最近の「名探偵コナン」は殺人事件が起きないパターンも多いですが、
今回は推理要素すらない異質な回でした。突っ込みどころも満載ですし…
この後、オーナーシェフたちがどうなったのかは描かれていません。
地獄の特製お子様ランチワールドはコナン君が見た悪夢だったのかもしれませんね。
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